色彩に関して

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  • #11181 返信
    あいみょん好き建築士
    ゲスト

    R3-8-4について。
    XYZ表色系において、明るさを示すYの物理量として、物体色は視感反射率、光源色は光束の側光量で示す、とありますが、これはどの様な意味なのでしょうか。

    #11183 返信
    kakeno
    ゲスト

    毎度ご質問ありがとうございます。
    まずXYZ表色系はざっくり言うと「光の色」を扱っています。
    ただし、「光源色だけ」のものではありません。
    壁や塗装などの物体色も、測色計で測れば XYZ の値で表せます。

    XYZ表色系におけるXとZは「色味を決める成分の一つ」で、Yは「明るさを示す成分」になります。

    そして、XYZ表色系の Y は「人間の目に感じる明るさ」を表しますが、対象が「物体」なのか「光そのもの」なのかで、測り方・表し方が違います。

    【物体色の場合:視感反射率】
    物体色とは、例えば、壁の色、床の色、机の色のように、光を受けて、その「反射光を見て感じる色」です。
    白い壁が明るく見えるのは、「光をたくさん反射するから」です。
    黒い壁が暗く見えるのは、「光をあまり反射しないから」です。
    つまり物体色の明るさは、その物体が、目に明るく感じる光を「どれくらい反射するか」で表します。
    これが 視感反射率 です。
    「視感」とあるのは、人間の目の感じ方を考慮しているという意味です。
    人間の目は、同じエネルギーの光でも、緑付近は明るく感じやすく、赤や青は明るく感じにくいです。
    なので「単なる反射率ではなく、人間の目にとってどれだけ明るく見える反射率か」を表します。

    【光源色の場合:光束の測光量】
    光源色とは、例えば、照明器具、LED、蛍光灯、太陽、ディスプレイ画面のように、「光そのものの色」です。
    この場合は、物体色のように「何%反射したか」ではありません。
    そもそも光源自体が光を出しているからです。
    そのため明るさ Y は、その光源が、人間の目に明るく感じる光を「どれくらい出しているか」で表します。
    これが 光束などの測光量 です。
    測光量とは、人間の目の明るさ感覚を考慮した光の量です。
    代表例は、
    光束:ルーメン lm
    光度:カンデラ cd
    照度:ルクス lx
    輝度:cd/㎡
    などです。

    例えでいうと同じ「Y=明るさ」でも、白い壁を見る場合、壁は自分で光っていません。
    照明の光を受けて反射しています。
    だから、どれくらい明るく反射する壁かを見る。
    これが 視感反射率。

    LED照明を見る場合、LEDは自分で光っています。
    だから、どれくらい明るい光を出しているかを見る。
    これが 光束などの測光量。

    試験用にまとめると
    XYZ表色系では、Yは人間の目で見た時の明るさを数値で表したもの。
    物体色の場合は、入射した光を、人間の目に明るく感じるように、どの程度反射するかを示す視感反射率で表し
    光源色の場合は、光源自体が発する光の明るさを示す光束などの測光量で表したもの。
    となります。

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