地盤調査は、施工科目で確実に得点源にすべき単元です。本試験において、仮設工事と地盤調査で4問中2択ずつ出題されるパターンも多く、根本を理解してしまえば絶対に間違えないボーナス分野になります。
地盤調査の基本の考え方と判断基準
試験問題を解く際、大前提となる判断基準をお伝えします。地盤調査の選択肢を見る時は、常に以下の2つの視点で分類してください。
その試験は「現地」で行う原位置試験なのか、「実験室」で行う土質試験なのか。
その試験は「砂質土」に適しているのか、「粘性土」に適しているのか。
ここを意識するだけで、本試験での選択肢の正誤判断が圧倒的に速くなります。
標準貫入試験(N値)の絶対ルールと試験中の思考
現地試験の中で最も出題されるのが「標準貫入試験」です。質量63.5kgの重りを76cmの高さから自然落下させ、30cm貫入させるのに要した打撃回数(N値)を求めるボーリング調査です。
ここで絶対に覚えておくべき判断基準があります。標準貫入試験は砂質土でも粘性土でも行えますが、土の性質によって「わかること」が明確に異なります。
液状化の判定、相対密度、内部摩擦角などがわかります。
硬軟の程度、一軸圧縮強さなどがわかります。
過去問で、「粘性土の地盤調査の結果から、内部摩擦角や相対密度を推定した」という選択肢が出題されます。ボーリング調査でN値を求める試験だから正しい、と勘違いしやすい引っかけ問題です。
「内部摩擦角」「相対密度」「液状化」というキーワードが出たら、それは『砂質土』限定の用語だと即答できるようにしてください。逆に「粘着力」は『粘性土』の用語です。
得点のコツ:N値の「限界」と「例外」の数値
N値は原則として「50」を限度とします。50回以上叩いても入らなければ、N値は一律で50とみなします。
ただし、基礎杭の先端支持力を求める場合の平均N値は「60」を上限とするという例外があります。
試験ではこの「50」と「60」の例外規定が直接問われますので、確実に点をもぎ取るための知識として押さえてください。
まとめ:理解度チェック
この記事で学んだ重要ポイントを箇条書きで確認します。
- 標準貫入試験は、30cm貫入させるための打撃回数(N値)を求める試験である。
- 「内部摩擦角」や「液状化」は砂質土、「粘着力」は粘性土の性質である。
- 原則としてN値の限度は50だが、杭の先端支持力の場合は60とする。
- 粘性土の調査結果から「相対密度」や「内部摩擦角」を求めることはできない。
本編動画のご案内:これだけでは本試験には受かりません
ここまで、地盤調査の土台となる考え方と標準貫入試験の攻略法を解説しました。この記事の内容だけでも、過去問の選択肢をいくつか確実に切ることができるはずです。
しかし、本試験の4肢択一を確実に正解し、合格を勝ち取るためには、これだけでは不十分です。
この記事を読んだ皆さんは、地盤調査の「考え方」がすでに頭にインストールされた状態です。ここからさらに知識を広げることで、面白いように過去問が解けるようになります。
本ブログの「本編」となる講義動画では、あえてこの記事では省略した以下の重要項目について、図解を交えながら詳細に解説しています。
- 各種サウンディング試験(オランダ式、ベーン試験、スウェーデン式、CPT)の明確な使い分けと数値
- 「平板載荷試験」や「孔内水平載荷試験」で問われる深さや係数の引っかけポイント
- 実験室で行う土質試験(一軸圧縮、三軸圧縮、圧密試験)の決定的な違いと暗記不要の解法
- 仮設工事の重要数値の総復習(壁つなぎの間隔、安全係数など)
テキストだけではイメージしづらい各試験の手順や器具の仕組みも、動画であれば直感的に理解できます。「なぜそうなるか」を理解ベースで学ぶことが、本番での迷いをなくし、試験時間の短縮につながる最短ルートです。
過去問の解き方が分からない方、暗記に頼らず理解ベースで得点力を一気に上げたい方は、ぜひサポ塾のメンバーシップにご登録いただき、本編のLIVE講義動画をご視聴ください。
確実に、あなたの施工科目の得点力が引き上がります。メンバーシップでお待ちしております。