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Vol_020【計画】過去問の得点力が劇的に上がる!環境・防災・最新用語の「理解ベース」解法術

建築士試験の「計画」科目において、環境設備や施工などと複合的に出題される範囲は、どこから何が出るか分からず苦手意識を持つ方が多いです。しかし、常識判断と「なぜそうなるか」という理屈を知っていれば、確実に正答を見つけられる得点源になります。さっそく、頻出ポイントの「理屈」を紐解いていきましょう。

1. 「光」の制御:ブラインドはどこに設置すべきか?

日射遮蔽において「ブラインドは室内側か、室外側か」という問題がよく出ます。結論から言います。ブラインドは「外側」が圧倒的に有効です。

【なぜそうなるか】

光がガラスを透過して室内に入ってしまうと、そこで熱(輻射熱)に変わり、室内にこもってしまいます。最初の外の段階で日射を防いでしまえば、冷房負荷を大幅に低減できます。雨風の影響を想像して「内側が良いのでは?」と迷う受験生が多いですが、試験における判断基準は「熱負荷をどこで遮断するか」です。迷わず「室外側」を選んでください。

2. 「風」の制御:通風と換気で変わる開口部の正解

風の問題は「通風」について聞かれているのか、「換気」について聞かれているのかで、正解が180度変わります。ここを意識しないと過去問のひっかけに必ず落ちます。

換気量を最大にしたい場合

風上(入り口)と風下(出口)の開口部の面積を等しくするのが正解です。

通風(風の勢い・涼しさ)を得たい場合

風上(入り口)の開口部を、風下(出口)よりも小さくするのが正解です。

【試験中の思考と得点のコツ】

通風で風上を小さくする理由は「すきま風効果」です。ホースの先を細くつまむと水が勢いよく飛び出すのと同じ理屈で、流入速度が速くなります。試験本番では、問題文に「通風」とあるか「換気」とあるかを最初に丸で囲んでください。それだけでケアレスミスを完全に防げます。

3. 「音」の制御:システム天井は遮音性に優れるか?

空調や照明が美しく組み込まれたシステム天井。最新で高性能なイメージから「遮音性も高い」と勘違いしやすいポイントです。正解は、システム天井の遮音性は、捨て張り工法に比べて優れているとは言えません。

【なぜ間違えるか】

「システム=高性能」という思い込みが原因です。実際には、捨て張り工法は石膏ボードを張ってから岩綿吸音板などを二重に張るため、後から開口を開ける必要がないシステム天井よりも遮音性能が高くなります。見た目のイメージに引きずられず、「材質の厚みと密閉性」を判断基準にしてください。

4. 戦略的省略:「木材の性質」と「最新の計画用語」

ここまで環境設備の複合問題について解説しました。しかし、「計画」で得点を伸ばすためには、これだけでは不十分です。例えば、以下の問題に即答できますか?

  • 木材の乾燥収縮率が大きいのは、接線方向か、半径方向か?
  • カーテンウォールのオープンジョイント方式で、等圧空気層は大きくすべきか?
  • 「フェーズフリーデザイン」や「ウェイファインディングデザイン」とは何か?

これらは文字だけで覚えるのが非常に苦痛な分野です。特に木材の収縮率や強度の順番は、丸暗記では本番の緊張で必ず忘れます。

【まとめ】今回の理解度チェック

本日の内容の復習です。以下の基準がパッと頭に浮かべば完璧です。

  • ブラインド設置位置の判断基準は「外側
  • 「換気量最大」なら入り口と出口は「等しく
  • 「通風効果」なら入り口を「小さく
  • システム天井は捨て張り工法より遮音性に「劣る

さらに得点力を引き上げたい本気の受験生へ

この記事で解説した内容は、全体のほんの入り口に過ぎません。この記事で「なぜそうなるか」の基本は理解できたはずですが、それだけでは本番の複雑な複合問題には対応しきれず、合格には届きません。

このブログの本編であるLIVE講義動画「建築計画(複合)」では、上記で省略した「木材の収縮率を絶対に忘れない『人体の例え』」や、「エドワード・ホールなどの頻出の人物と空間理論」、さらには今年度出題される可能性が高い「フェーズフリーデザイン」などの最新用語について、図解や書き込みを交えながら直感的に理解できるよう解説しています。

文字だけではイメージしにくい「等圧空気層の仕組み」や「プレグナンツの法則」なども、動画の視覚的情報と合わせることで一発で脳に定着します。理解ベースで記憶に定着させるため、本番での応用力・得点力が劇的に向上します。

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