ユラユラさん
ご質問ありがとうございます。
まず
合板せき板とは、一般的なコンクリート型枠用合板、いわゆるコンパネです。
薄い合板を根太に釘留めして使用するため、固定効果を確実に期待せず、各支点間を単純梁としてたわみを計算します。
合板以外のせき板には、鋼製せき板、木製小幅板、樹脂製型枠などがあり、部材の連続性や一定の固定効果が期待できるため、単純支持と両端固定によるたわみの平均値を用います。
単純梁は、両端固定梁より中央部がたわみやすいため、合板のたわみを大きめに見積もることになります。
その結果、合板を厚くしたり、根太間隔を狭くしたりする方向になるため、安全側の計算です。
ただし、厳密には単純梁がすべての位置・すべての応力に対して安全側という意味ではありません。
型枠用合板で特に問題となる支点間中央部のたわみや正曲げを大きく評価するため、安全側とされています。
根太や大引きなどは、実際には複数の支点にまたがって連続して配置され、緊結材や金物などによって、ある程度は回転が抑えられています。
したがって、実際の支持状態は、
支点で自由に回転する「単純梁」
支点で回転しない「両端固定梁」
のどちらか一方ではなく、その中間程度と考えられます。
そこで、同じ部材について、単純梁として求めたたわみ両端固定梁として求めたたわみを計算し、その平均値を用います。
ここでいう「平均」は、部材寸法の平均ではなく、基本的には2種類の支持条件で求めたたわみの平均です。
曲げモーメントなど、すべての計算結果を一律に平均するという意味ではありません。