■ 基本の考え方
法規の基本となる法第2条や政令第1条は、試験で狙われるポイントが明確に決まっています。
特に頻出の「性能規定(耐火・準耐火・防火・準防火など)」は、以下の3つの要素の組み合わせで定義が構成されています。
- 火災の種類(周囲で発生する通常の火災か、屋内の火災か)
- 建物の状態(延焼の抑制か、倒壊の防止か)
- 建築物の部位(外壁か、主要構造部か)
試験では、必ずこの3要素のいずれかが他の性能と「すり替えられて」出題されます。法令集の条文をただ眺めるのではなく、この「3つの観点のどこが違うのか」を比較して読み込むことが、本試験での得点に直結します。
■ 解き方の手順
試験本番では、以下のステップで思考を動かします。
- 1. 問われている内容(正誤)を明確にする
まずは問題が「正しいもの」を探すのか、「誤っているもの」を探すのかを見極め、印をつけます。 - 2. キーワードから該当条文を開く
「準防火性能」や「耐火性能」などの用語から、法第2条などの大元の定義条文を開きます。 - 3. 「3つの要素」が一致しているか照合する
問題文に書かれている「火災の種類・建物の状態・部位」の3点が、条文通りか、別の性能とすり替わっていないかを一言一句チェックします。 - 4. 法令集の「脚注」から政令へ飛ぶ
条文単体で具体的な時間(20分、30分など)が分からない場合、迷わず法令集の「脚注」を確認し、該当する政令(第108条や109条など)へジャンプして正誤の最終判断を下します。
■ よくある間違い
受験生が最もよくやる間違いは、「条文の読み飛ばし」です。
法規は文章が長いため、知っている単語だけを拾い読みして「合っていそう」と雰囲気で判断してしまいます。これが引っ掛け問題に落ちる最大の原因です。
これを修正するには、普段の学習から名詞や条件といった「用語の定義の核となる部分」に自分なりのマーカーを引き、比較しながら精読する癖をつけるしかありません。
■ 得点のコツ
例えば、不燃性能や耐火性能の細かい時間要件などは、法文ではなく政令に記載されています。法第2条から脚注をたどって政令へ飛べるようにしておく(または自分で書き込んでおく)ことで、本番で「どこに書いてあるか分からない」という事態を完全に防ぎ、圧倒的な時間短縮が可能になります。
■ 理解チェック
- 用語の定義は「法第2条」と「政令第1条」がベース
- 性能規定は「火災の種類」「建物の状態」「部位」の3要素ですり替えをチェックする
- 雰囲気で読まず、名詞や条件を明確にマーカーで意識する
- 法文で終わらず、必ず「脚注」を使って政令へ飛ぶルートを確保する
ここまでで、考え方は理解できたと思います。
ただし、本試験では
この記事はあくまで「考え方の整理」です。
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